トヨタ プリウス 【ZVW30】オイル交換
出典先:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
今回はトヨタプリウス【ZVW30】のオイル交換を実施したので整備情報を紹介いたします。
オイル交換時期は「半年もしくは5000Kmに1回」
今回はZVW30のプリウスのオイル交換をしました。
プリウスのようにハイブリッドの車は「エンジン」と「モーター」の二つの動力で動くため
普通の自動車と比べるとエンジンオイルの汚れが付きにくい特性があります。
なのでゲージを抜いて「汚れていないから大丈夫」だと思わず、必ず半年もしくは5000Kmを目安に
交換するのをお勧めいたします。
下抜きでオイルを抜き取る
ピットにてリフトアップ後下からドレンコックを外して古いオイルを抜きます。
オイルドレンコック、オイルエレメントの場所は下記写真を参考にして下さい。
①カバーを外します。
『FOR SERVICE』と書いてあるカバーがあります。
3つのクリップで止まっていますのでクリップを一つずつ外していきます。
分かりやすいようにクリップのアップの画像を紹介しますね。
クリップ外しを活用してクリップを外していきます。
以上の3つのクリップを外すと、下記の写真のようにカバーが垂れるように外れます。
②ドレンコック・オイルエレメントの場所を確認
カバーを広げると上の写真のように「ドレンコック」と「オイルエレメント」が見えてきます。
あとは普通のオイル交換と同じようにドレンコックを外して古いオイルを抜き、オイルエレメントも交換していきます。
ZVW30のプリウスのオイルエレメントは「中のフィルターだけ交換するタイプ」です。
③14mmのドレンコックを緩めて古いオイルを抜きます。
ドレンボルトの大きさ
オイルドレンボルトは14mmでした。
大抵のドレンボルトは14mmもしくは17mmの大きさが多いのでこのサイズのメガネレンチを準備しておくと便利だと思います。
メガネレンチをかませて反時計回りに回してドレンボルトを緩めていきます。
次にオイルエレメント交換を実施致します。
ZVW30プリウスのオイル交換は中のフィルターだけを交換するタイプになります。
先ほどの写真にのっているオイルエレメントを外すと下の写真のようになっています。
まずは写真のように古いパッキンを外し、新しいパッキンを付け替えます。
パッキンを取り換えたあと、古いフィルターを取り出し、新しいフィルターを入れます。
新しいパッキン・フィルターを入れ替えたらまた最初の場所に戻します。
戻す時の注意点として、まずは手締めで締めます。
ちょっと固くなったところからトルクラチェットで締め付けていきます。
規定トルクは25です!!
ラチェットで締め付けていくと急に固くなるところがあります。そこからちょっと締めたら大体トルク25ぐらいの強さです。
新油を注入
今回は0W-20という粘度のオイルを注入。
柔らかい粘度のオイルです。
オイルエレメント交換時でオイル量が4.2Lとのこと。
新しいオイルを注入します!!
新油を注入後、エンジン始動して下から漏れていないかチェック!!
エンジン始動して再度リフトアップします。
先ほど交換した
①ドレンボルト ②オイルエレメント
のパッキン周りからオイルが漏れていないかしっかり確認します!!
古い劣化したドレンボルトのパッキンを使用していると漏れてきたりすることがあります。
ここでしっかりオイル漏れしていないと確認します。
問題なければリフトを下ろします。
エンジン停止してエンジンオイル量を確認
オイルゲージを確認してエンジンオイルの量を確認します。
ゲージの適正なところにオイルが来ておれば問題ありません。
※ゲージの2つの穴の間にオイルがあれば適正量です。
今回しっかりとオイル交換できており量も問題ありませんでした。
オイル交換作業終了!!
まとめ
車名・型式
トヨタ プリウス 【ZVW30】
整備内容
オイル交換(オイルエレメント交換含む)
ドレンボルト 規定トルク
トルク35(3.5kgfm)
オイルエレメント 締め付け
トルク25(2.5kgfm)
オイル量・使用オイル粘度
4.2L (オイルエレメント交換時)
0W-20オイル